昨年8月に正則学園高校(東京都千代田区)であった宝島社による性教育の授業で、講義をした産婦人科医の吉形玲美さんに、生徒会執行部の一人、セイヤさん(2年)が、こんな質問をした。
「友だちが彼女から性に関する行為をしたいと言われた。友だちは年齢に応じて、していいことと悪いことがあるはずだから、断りたい。でも、相手に嫌われたくない。その悩みに僕はどう答えたらいいんでしょうか」
吉形さんは「友だちは彼女のことを大事に思っている。まず、それを彼女に伝えて」と答えた。「こうしたい、まだしたくないと、カップル同士で話せるのはいいこと」
男子校の性教育
性に関する授業を受けて、性教育に向き合った正則学園高校の生徒会執行部。学ぶうちに、生徒たちの気持ちにさまざまな変化がでてきました。その姿に迫った連載の最終回です。
その後、セイヤさんが友人に…